ウォーロード/男たちの誓い

DJポチ

2009年08月23日 20:21



中国・清朝末期。太平天国の乱で
敗軍の将となった清将軍のパンは、
リィエンという女と一夜を共にした。
「1860年代は、日本では
新撰組が活躍していた時代」

ジェット・リー、アンディ・ラウ、
金城武というアジアのビッグスターが
顔を揃えて送る歴史スペクタクル。

崩壊寸前の清朝時代を舞台に、
義兄弟の契りを結んだ3人が共に
乱世を戦い、やがて悲劇へと
堕ちていく様を描く。

物語の背景にある太平天国の乱は、
日本の明治維新以降とも
深い関係があって、興味深いものだが
今作では、言葉だけでとどまっている

物語のベースとなったのは
清朝末に起こり、これまで中国では
何度も映像化された馬新貽の暗殺事件。

清将軍のパンが馬新胎なのだが
登場人物はすべて改名されている

歴史もので、改名とは
不思議な感じもするが
日本人にはわからない
影響力が今でもあるのかもね

映画は義兄弟の契りが
大きな意味を持っている

義兄弟とは、血の繋がりがない
他人同士が、命がけの誓いを交わし
鉄の結束を持って、事をなすもの

パン(ジェット・リー)が長男、
アルフ(アンディ・ラウ)が次男
ウーヤン(金城武)が三男
という位置関係になる

この映画が面白いのは
男性臭だらけの義兄弟に、
女性が絡んでくることで
禁断の愛、情事を描いていことだ

アルフにはリィエンという妻がいる

彼女は、もともと貧しい家庭で
生まれ育ち、身売りされたのだが
そこから、アルフに救いだされ
彼の妻となった。

救ってくれた、恩はあるのだが
彼女は何故か、アルフの元から
プチ家出を繰り返していた

直接的な表現は無いのだが
彼女は、女郎として教育を受けて
そこそこの知識と文化的素養を
身につけている
つまり、都会の女性なのです。

片やアルフは、顔はいいのだが
田舎モノで字も読めず、
粗暴な性格と泥と貧困にまみれている

当然、都会の豊かな生活になれた
彼女には耐えられない

清軍の将軍パンに惹かれた
理由はそこにあるのではと思う

ウーヤンが最後まで、
2人に振り回されて
損な役回りだったのは可哀そうだが

パンが、アルフとの確執の際
涙を流しながら、その決着を図った
その理由の本心に、彼女のことが
無かったとなったら嘘だろうと思う

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