009 RE:CYBORG

DJポチ

2013年06月06日 08:57



かつて世界の危機を救ってきた
9人のサイボーグ戦士たちは、故郷へと帰り
それぞれの人生を送っていた。
「加速装置の映像表現は、観る価値あり」

石ノ森章太郎原作の傑作SF漫画「サイボーグ009」を、
『攻殻機動隊』シリーズの神山健治監督が
映画化したアニメーション

世界規模の危機的状況を迎えた近未来、
かつて何度もその危機を救ってきた
9人のサイボーグ戦士たちが再起する姿を描く

歳をとらないサイボーグをリアルタイムに
落とし込む為に、主人公の島村ジョーの
記憶をリセットする形を取り入れているが

それと同時に、島村ジョーが心にもつ、
不安と葛藤も、今作品の謎と深い関係を持たせている

ビックリするのは、
地球の平和だとか、悪の組織との戦いとかっていう、
ヒーローものと言えばの、いつものやつがなく

009たちの敵は、昨日の味方は今日の敵と言う
いつもの形に戻りました的な展開

結局、争いを求めるのは、
心の持ち方からみた生まれつきの性質であるという
ところにいきつき

「彼の声」に対して、どのような
答えを出すのかというのが、ネタなんだが

自己犠牲を払って、何をなすのかというところは、
ラストシーンをみても、難しい解答だと思う

善意は、一方の悪意を生み出すことになる

テロリストは、よい結果を導こうとして、
自らが正しいと思う行為をしているのだが、
相手にとっては、よい行為にはなりえない

そもそも、誰にとっても都合の良い
世界というのが、この世にありえるのだろうか


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