「加速装置の映像表現は、観る価値あり」
石ノ森章太郎原作の傑作SF漫画「サイボーグ009」を、
『攻殻機動隊』シリーズの神山健治監督が
映画化したアニメーション
世界規模の危機的状況を迎えた近未来、
かつて何度もその危機を救ってきた
9人のサイボーグ戦士たちが再起する姿を描く
歳をとらないサイボーグをリアルタイムに
落とし込む為に、主人公の島村ジョーの
記憶をリセットする形を取り入れているが
それと同時に、島村ジョーが心にもつ、
不安と葛藤も、今作品の謎と深い関係を持たせている
ビックリするのは、
地球の平和だとか、悪の組織との戦いとかっていう、
ヒーローものと言えばの、いつものやつがなく
009たちの敵は、昨日の味方は今日の敵と言う
いつもの形に戻りました的な展開
結局、争いを求めるのは、
心の持ち方からみた生まれつきの性質であるという
ところにいきつき
「彼の声」に対して、どのような
答えを出すのかというのが、ネタなんだが
自己犠牲を払って、何をなすのかというところは、
ラストシーンをみても、難しい解答だと思う
善意は、一方の悪意を生み出すことになる
テロリストは、よい結果を導こうとして、
自らが正しいと思う行為をしているのだが、
相手にとっては、よい行為にはなりえない
そもそも、誰にとっても都合の良い
世界というのが、この世にありえるのだろうか
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