300<スリーハンドレッド>
紀元前480年。スパルタ王レオニダスと
圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国との闘い
歴史ものを描く場合
史実をどう扱うかになるが
この映画は気持ちいいぐらい
史実を変えている
そのために歴史ものにありがちな
わかりずらさは一切無く
エンタティメントとして
最上の出来になっている
当然戦争ものなので
残酷なシーンが一杯出てくるが
それが意外と気持ち悪さがない
何故かというと
この映画は全画面の効果が
絵画のようで美しいのです
強調される筋肉マン達も
全然暑苦しくないのもいい
スローを多用した戦闘シーンも
高度な技を堪能できるし
力と力の格闘を迫力を持って
観ることができる
カメラワークもよくて
戦闘でのそれぞれの
役者の表情もよくとらえている
格闘アクション映画を
観たときのような
熱さを感じさせてくれます
かたや、敵のペルシア軍ときたら
バケモノと猛獣のオンパレードで
忍者みたいなものまで出る始末だが
これはこれで面白いと思う
レオニダスが旅立つ前
子供と王妃との別れのシーンが
あるのだが
ちゃんと子供とレオニダスの
目でのやりとりを
撮ってるあたりがよかった
2007年の映画を語る上で
欠かせない一本であることは間違いない
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