ホビット 思いがけない冒険

DJポチ

2013年06月21日 00:27



ある日、ホビット族のビルボ・バギンズは
魔法使いガンダルフから、ドワーフ王国を取り戻すための
壮大な冒険に誘われる。
「実際は劇中に何度か現在のビルボを、
 登場させるつもりだったらしい」

J.R.R.トールキンによる、
「指輪物語」の前日譚に当たる物語を、
『ロード・オブ・ザ・リング』の
ピーター・ジャクソン監督が映画化。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが、
壮大なスケールで重厚な人間ドラマを描く、
いわゆる、重くて難しい話だったのに比べ

今回は、ストリー的にわかりやすく、
また、主要人物が性格的に軽口をたたく奴らなので、
非常に親しみやすいものになっている

ビルボ・バギンズ役のマーティン・フリーマンの、
味わい深い演技のうまさが、よくでているのだが、
ガンダルフとのやりとりは、リングよりも、
さらに面白くなっている

この作品のストーリーは、
失った故国を取り戻すという
古典的でありながら、現在の日本にも
通じるところがある内容になっている

失われた故国に戻り、再建しようとする
12人のドワーフ族の気持ちを、
他族が理解できようはずもないが、

帰るべき国が無いという、彼らの思いは

旅に疲れ、ホームシックにかかった
ビルボ・バギンズに、グサリと突き刺さる

本や地図に囲まれ、故郷から一歩も出ようと
しない生活を送っていた彼には、一番こたえる

トーリン・オーケンシールドが、
たびたび、ビルボ・バギンズにキツク厳しい
言葉を浴びせ続けたのは、

彼が、平凡な日常を愛し、争いを好まない
ホビット族だからではなく

旅についてくるという目的意識に欠け、
いつでも逃げ出してしまうような、
そんな性格であると思っていたからだ

ガンダルフは逆に、彼がホビット族らしからぬ、
知性と行動力に溢れ、勇猛果敢に敵に向かっていく、
戦士としての資質を持ち合わせていることを、
信じていたからこそ、冒険に誘ったわけだが

トーリンに欠けていた、
人を信じることの大切さを、
最後のシーンに持ってきていたわけだ

映画のみせばでは、
岩の巨人とゴブリン国でのシーンでは、
人物の動きが細かく、滑らかに動く
大画面であれば、より迫力がます


にほんブログ村

↑↑↑映画評論・レビューblogランキングに参加中!↑↑↑
この記事が参考になればポチッとお願いします (^^♪




09年の記事一覧(モバイル用)

08年の記事一覧(モバイル用)

07年の記事一覧(モバイル用)

06年の記事一覧(モバイル用)

関連記事