ボーン・アルティメイタム

DJポチ

2007年11月10日 15:08



ジェイソン・ボーンの事件を
調べている記者のサイモンは
CIAの重要な情報を得る
カットワリが多くて
疲れはするが興奮度は上がる

ボーンは刻々と変化する
状況をうまく表現するために

周りを見渡すしぐさなどの
ひとつひとつが考えられた
知的な映画だ

冒頭から緊張感あふれる
シーンが続いていく

海を隔てた場所から
通信網とエージェントを使って
ボーンを追い詰めるところは

交通機関に設置された
監視用カメラでリアルタイムに
確認できるのが凄い

またボーンも
それを利用して
カメラがカバーできない
エリアを逃げ回る

このシーンで
活躍する道具はみものだ

エシュロンのモニタリング
プリペイドの携帯
ワイヤレスの盗聴マイク

そして止めが暗殺専門の
エージェントの登場で
興奮は最高潮に達する

前作で評判の良かった
カーチェイスシーンも
後半にでてくるが

ニューヨークのど真ん中で
前回にもまして命がけの連続

駐車場から車ごと落ちて
終わりとみせて
再びカーチェイスがはじまる
興奮はなかなか味わえない

またモロッコ・タンジルでは

狭い路地と住宅を
うまく利用して
スリルと迫力のある
追走劇をつくりあげている

格闘シーンは狭い部屋で
大男2人が組みあうが

せまい部屋なのに
驚くぐらいよく動く

上、下、右、左と
多彩なカットが入るが
まとめるのは骨が折れたと思う

ラストにシリーズ最大の謎であった
ボーンの正体があきらかになるが

考えてみれば本名を
初めて知ることになるのが
意外なぐらいボーンの名前が
頭に定着していた

今回のように
組織の内紛と国内政治に
直結しているボーン型は

最後の落としどころが
難しいのが痛いところなのだが
(復讐なら簡単に終わる)

ボーンは自らの記憶を
取り戻す目的があったのが
唯一の救いだったりする

三部作通して傑作と
言って相応しいほどの
完成度だと思います


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