「上映1時間後にやっと状況が把握できる
久々に骨のある映画だった」
弁護士事務所に所属し
裏で暗躍するもみ消し屋“フィクサー”の
苦悩と焦燥を描きながら
ある大企業の集団訴訟をめぐる
陰謀劇に迫る社会派サスペンス
マイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)は
大手弁護士事務所に勤務しているが
弁護士ではない(これはビックりした)
隠された罪の“もみ消し人”で
個々の事件にあった弁護士を
依頼人に斡旋する人です
昔はカード賭博で(オーシャンズみたいだった)
最近は副業で借金を作って困っている
子供とも離れて暮らしており
親兄弟とも問題がある
長年勤めた事務所も
共同設立者であるマーティ・バックを
中心にして合併の準備中で忙しい
そんな彼をある事件が襲う
マイケルの親友で
同僚弁護士アーサー・イーデンス(トム・ウィルキンソン)は
U・ノース社の大規模集団訴訟を担当していたが(企業側の人)
うつ病による奇行に走って逮捕されてしまい
謎の自殺をとげてしまう
この事件の裏にU・ノース社の法務部本部長
カレン・クラウダー(ティルダ・スウィントン)が絡んでいた
事件のもみ消し屋である
"フィクサー"が逆にもみ消される
目にあうわけだから、洒落になっている
今年の第80回アカデミー賞で
「ノーカントリー」と争った作品で
主役が3人いる点で共通している
主役の1人を演じるティルダ・スウィントンが
最優秀助演女優賞を受賞したが
中年のブヨブヨな
裸体を惜しげもなくさらし
脇汗をかいたりして
つねに周囲に気を配り
落ち着きの無い人物だった
互いに愚痴をぶつけ合い
大事になることを想像しない2人を尻目に
この性格が災いして暴発してしまう(ここが2人と対象的で面白い)
一昔前だったら
中年のベテラン俳優が
演じる役を彼女が演じたわけだ
大企業の集団訴訟が
中心にあるのだが
解決までの手順が早いので
見ごたえはあまりないと思う
それよりも事件の偽装工作は
他にないほどリアルだったりする
CSI対策もバッチリだったのかな
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