「今どきの派手な残酷シーンはないので
背筋が凍る恐怖を体験できる」
監督や俳優を押しのけて
その名前が大きく宣伝される
原作者スティーヴン・キング
ホラーの帝王と呼ばれたのが
懐かしいくらい最近は
その存在が薄かったが
この作品は面目躍如といったところ
本作は全米公開されると『グリーンマイル』を抜いて
S・キング原作映画史上最大のヒットを記録した
「幽霊を信じないオカルト作家」という
キング自身を皮肉ったような主人公が
呪われた部屋で恐怖のひと時を過ごす
SAWを代表する最近の
ソリッドシチュエーションスリラーは
あらかじめ状況を設定しておき
その状況を把握し、もしくは抜け出すための謎解きと
さまざまな選択をせまられる体感型ホラーだ
古くはスティーヴンの
シャイニングから
始まっているように思う
1408は恐怖を
体験させるために
五感をフルに活用させる
まずは体感温度だ
室内の温度を調整するだけでは
観ている観客に伝わらないが
視覚効果でそれを体験させる
暑さはのどの渇きと汗
寒さは室内ながらも
思い切った表現をしている
次に音
突然なりだす音楽や泣き声
叫びなどの定番を盛り込む
だけではなく
無音も効果として使用している
次に水
これも室内で想像以上の
ことをやってくれている
閉ざされた狭い空間・場所に
居る事に極度の恐怖
高いところから下に
落ちてしまうのでは
ないかという恐怖
突然襲ってくる
謎の亡霊と
突然現れる主人公の家族
突然狂ったように
暴れだす主人公マイク
グロテスクな
場面はでてこないが
そのタイミングのよさで
何度も驚く
子供を持つ親が
決して目にしたくない
ある意味タブー的な
シーンもあって
スリルの豪華フルコースだ
このホラーは
その謎を仕掛けた本人が
マイクを試しているような
ところが最後まであって
理由が語られないのが残念
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