13日の金曜日

DJポチ

2009年03月07日 08:30



行方不明になった妹を探すクレイは
クリスタル・レイクで週末を過ごす
大学生のグループに出会う
「新ジェイソンはスリムタイプで
怪力は無いものの、動きはすばやい」


ホラー・サスペンスの名作
『13日の金曜日』をリメイク

世界一有名な殺人鬼ジェイソンが
ホッケーマスクをかぶり復活した

スプラッターという言葉が
日本中を席巻し、認知されることになったのは
この映画によるところが大きいと思う

それと13という数字が
英語圏の多くで不吉とされる数字で
あることもこの映画で知った

第1作が公開されたのが
1980年ながらも、続編が制作され続け

殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズの
特徴的な容姿とその名前が
映画を問わず、さまざまな作品で
利用されてきたのは人気者の証

強さのインフレのように
ジェイソンと対決した数々の強敵は
超能力、化けもの、サイボーグと
もう出尽くしてしまったのだから

過去の続編を無かったことにする以外
作品を復活させることはできなかった

ソリッド・スリラーのように
人間の極限の状態のスリリングさでは
欠けている面がある

なんせ、狙われる標的は
酒やドラッグやセックスと
緊張感のたりない連中ばかり

過去の作品を知っている人なら
これはこれで、懐かしいお約束なのだが
最近のホラーに慣れた人でも
新鮮な気持ちで、受け入れてほしいと思う

昔を知る私でも、登場する女性の
ほとんどが脱ぐことは少し驚いた

クリスタル・レイクという
限定的な状況で起こるものの
だだっ広い森の中なので
出口がない、極限の状態とはいえないし

ポイント・オブ・ビューのような
パニックを自ら体験する感覚も
ビデオ・カメラは出てくるものの
活用されることは全く無く終わる

一言でいうと味気ないが
何の意図もなく、ただ殺害されていく
スプラッターもたまにはいい

現実の世界を生きうつし
殺害理由も世相を反映させたりするなど
あまりにも、身近に接近しすぎて
心が痛くなるものが多かった反動もある

逆に言えば「13日の金曜日」に
そんなことを求めては駄目だと思う

今回のジェイソンは
不死身の怪物になる前のタイプだが
続編を制作するにあたり
どの要素を足してくるのかが楽しみだ


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