ワルキューレ

DJポチ

2009年03月22日 19:37

 

第二次世界大戦下のドイツ。
シュタウフェンベルク大佐は祖国の平和のために
ヒトラー暗殺計画≪ワルキューレ作戦≫を立案する
「アイパッチといえばタモリだった!
右目だったけど懐かしい」

ヒトラーの独裁政権に屈する者と
世界を変えようとする者
そして両者の裏で陰謀をたくらむ者が
戦争の混乱の中で繰り広げる駆け引きを描く

第二次世界大戦
ヒトラーの最後はどうだったのかは

枢軸国として中心国家であった
日本人は知っておかなければならないことであり
この映画の結末はバレていると思う

歴史に興味が無く、恥を忍んでいる人は
DJポチのボヤキ」を読んで下さい
細かい詳細には触れてはいませんが結末は書いてあります

日本との連携に失敗し
敗色が濃厚になってきたドイツは
ヒトラーの求心力が弱まっていた

軍部のクーデターは必然といえる

映画の中で、シュタウフェンベルクは
ドイツ軍のユダヤ人迫害や
子供たちの将来を悲観するなど
良心からの行動を示唆するものの
意外と淡白で盛り上がらない

それなら、彼らの計画を阻止する
もの達との熾烈な対決があるかと思えば
それも全くない

ではでは、組織に裏切りものがいて
駆け引きがあるかと思えばそれもなく
計画に支障は、ほとんどない

ドイツ人の性格だろうか中立を保つか
有利な方に付こうと形勢を伺うだけで
ハッキリとしない人が多い

映画としては、どっちつかずが多いのはマイナスだが
これがドイツの敗北を決定付ける
ある重要な結末を生むことになる

さて話を戻すが、この映画の面白さは
シュタウフェンベルクの計画が
成功か失敗かという結果に焦点がきている

シュタウフェンベルクが計画立案者であり
尚且つ実行者で、新参ものの彼が
中心人物にされてしまう顛末も
事実だから仕方がないのだろうが

サスペンスとしては致命的だった

シュタウフェンベルクはドイツの英雄であり
彼の内面を掘り下げて、ドラマとして
描いても面白い作品になったのかなとは思う

トム・クルーズも役を印象付けるほどの
性格づけにいたってはいない

むしろ、ヘフテン役のジェイミー・パーカーが
無口ながらも、表情ひとつで
緊張感を生み出していて印象に残る

最後にワルキューレ計画は
完全な失敗とは言えないのが歴史的事実だ

軍内部の将校を初め、粛清だけで4,000名
関与を疑われた人物も含まれている

当然、弱体化はさけられない
皮肉な結果とはいえるが
その後ドイツは1年とたたずして敗北する

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