バーン・アフター・リーディング

DJポチ

2009年04月26日 21:03



CIAの機密情報が書き込まれた
1枚のCD-ROMを拾ったチャドとリンダは
一攫千金を狙う大胆な計画を思いつく。
「ブラッド・ピットの衝撃的なラストシーン。
彼の満面の笑みを観客は忘れない」

この映画は公開前からミソがついた

野久保直樹のフリー騒動に巻き込まれ
映画の宣伝映像がお蔵入りになり

公開直前に、宣伝を仕切り直したら
今度は草彅 剛報道の影響で
各局が映像を放送しなかった

配給元のギャガは倒産の危機を迎え
3月に代表取締役社長を交代

「スラムドック$ミリオネア」で
好調なスタートを切ったと思いきや
また、不運に恵まれてしまった

これこそ、「ライラの呪い」だろう

『ノーカントリー』でアカデミー賞作品賞ほか
主要3部門などを受賞したコーエン兄弟が放つ
“ドタバタ”クライム・コメディーは

CIAの機密情報が書き込まれた
CD-ROMをめぐり
様々な人々の思惑が絡まり合い
衝撃の結末へと突き進んでいく。

キャストが非常に豪華だが

ジョン・マルコヴィッチは
アル中がバレてリストラされた
文字通り、一時のテンションに身を任せ
身を滅ぼす、CIAの職員を演じる

彼が書いたグダグダな自叙伝が
きっかけとなり問題をふりまいていく

フィットネスクラブに勤める
筋肉オタクで頭の中は空っぽの
チャド役ブラッド・ピットが
最初に計画を思いつくが

主導権が同僚のリンダに変わる
彼女はボーイフレンドを求める
整形願望者で手術費用が必要だった

ノリだけのチャドと違って
彼女は本気(マジ)で計画を実行する
このことが回りに不幸をばら撒く

それに、セックス依存症なだけで
女以外に興味なしのやさ男
ジョージ・クルーニーが絡んでくる

が・・・この本筋は
デタラメで何の意味もない

この映画で意味があるのは
離婚問題を優位に進めようとする
2人の女性の行動だけ

CIA本部でことの顛末を語る
シーンが印象的に残るが

彼らが呆れてものがいえないというが
逆に、彼らの行動が
呆れてしまうことの裏返しになっている

税金使って、個人の生活をのぞきみし
その後処理にまで、気を使うありさま
シリアスで滑稽ではあるが、なぜか笑えない

登場人物に羞恥心がなくて
笑いのツボが刺激されないからだが
特にリンダに恋しているマネジャーとかは
ブラックなところが残酷すぎる

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