アバター

DJポチ

2010年01月08日 19:39



元海兵隊員のジェイクは、遥か彼方の
衛星パンドラで実行される“アバター・
プログラム”への参加を要請された。
「FF、ナウシカ、パンツァードラグーン、
懐かしさを感じることが多い」


構想14年、製作4年。

『タイタニック』のジェームズ・
キャメロン監督が描く、想像を超えた
新たな世界で繰り広げられる
エピック・アクション・アドベンチャー。

タイトルにもなっている「アバター」は
人間のDNAと惑星パンドラの先住民
ナヴィ族のDNAを掛け合わせて造られた
自我を持たない生命体。

ジェイクは、外部機器を介して
自らの脳神経をつないで
アバターを操ることになる。

下半身不随のジェイクが、本物の足を
手に入れられるという取引内容があるので
人工臓器の延長なのかも知れない。

何でアバターが必要なのですか?
という疑問がまず生じるわけだが、

惑星上で活動するなら、酸素マスクを
装着すれば、問題はなくて

ようは、先住民のナヴィ族に、
語学を教えたり、文化を教えたりと、
大航海時代から続く宣教をやりたくて、
それでナヴィ族のアバターを作ったらしい

これは悪意がある。

姿が同じなら、何でも分かり合えると
現地の人間を利用するのは、西洋人の
得意技だが、これが結局、民族紛争に
繋がっているのは周知の事実だ

アバターの場合は、宣教師では無くて
科学者に変更しているのだが、
ナヴィ族に味方しており彼らと交流がある

石ころ一個が必要なら、アバターを
いっぱい作って、ナヴィ族になりすまし、
勝手に盗掘すればいいだろうとも思うが

アバターは三体しかなく、
ナヴィ族に正体バレバレ

それでも科学者連中は、
何故かアバターを使って
金にならない植物採取に励んでいた

人物描写の掘り下げが駄目で、
適役の海兵隊大佐に魅力がないのは、
戴けないのだが、

ナヴィ族の感傷をそそる
表現の数々に比べれば、
実写の人間は淡白な印象で残念

異形のナヴィ族は、
CGの動きに違和感はなく
翼竜を使った飛行シーンの
迫力は息をのむほどであり

ネオン光彩に彩られた
森の美しさも、圧倒されて、
度肝を抜かれると思う

擬体や神経接続やAMPの操縦方法
うんぬんは、他作品の後発になるので、
驚きはないのだが

プロットが一本筋であり捻りもない
2時間以上の作品は、
飽きることが無く最後まで観れる

車椅子の主人公ジェイクが、
初めて自らのアバターに
接続した時にみせる

自由に動けることを喜こび、
縦横無尽に駆け回るワンシーンは、

精神的な“自由”の解放を意識させ、
本作の映像を楽しむ下準備をさせる
心憎い演出だった

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