パンドラム

DJポチ

2011年12月13日 05:23



西暦2174年、地球は滅亡の危機に・・・
人類は、地球と同じ環境を持つ
惑星タニスへの移住を計画する
「意外だが、人口知能とロボットの
影も形もないSF映画」

宇宙船を舞台に得体の知れない
恐怖を描くSFスリラー

地球外への移住をテーマにした
SFは古典的ではあるが
この映画は、本気度で他を圧倒しており

乗員の数が6万人という
桁はずれな数字となっている

都市をまるががえなのだが

驚くのは、その船の操縦者が
わずか3人だということ

映画の本題にも関係しているので
どうしようもないことなのだが、

そいつらに、自分の命をまかせる
恐ろしさが、パンドラムそのものだ

この船には、エイリアンのような
化け物がいつのまにか巣くっており
そいつらとの生存競争が描かれる

その正体には、絶句させられるが
SFだからこそ
あれはあれで、ありなんだろう

けどね・・・

コールドスリープから目覚めた
船員数名との数の違いがありすぎ

あそこまでの強さがあれば
一匹で十分だと思う
数が多い時は、弱いのが一番いい

製作に「バイオハザード」の監督が
加わっているので、
ゾンビのような感覚でいるのかもしれんが

宇宙船の中だと、逃げ場がないし
武器も揃ってないしで、大雑把な
展開にならざるおえない

そこだけ、原始的な
刃物を持ってやりあっているのが
SF的ではない

さらにパンドラム症候群なる
破滅的な気分になるパニック障害が
急にストーリーに絡んでくる

その結末が、過去の大惨事を再び
引き起こす的なところだと、
盛り上がったんだろうけど

ラストシーンの為にそれができず
あれだけ苦労した化け物たちも、
ほったらかしで、慌ただしいだけの
まとめ方になってしまっている

乗員の行動からしても、
6万人の人間の命を背負っている
そんな気概がみれないのも残念

パンドラム症候群から
法も秩序もない、王そのものだ
なんてことをチンタラと語ってはいるが

映画の中でどれだけの時間が
経過していようと
その感覚を共有できるほど
映画の上映時間はそう長くはない

そのセリフは、あの化け物どもに
言わせたほうがまだよかった

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