三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

DJポチ

2012年05月06日 09:12



17世紀。まだ若いルイ13世が王位を継承した
フランスでは、リシュリュー枢機卿が、
権力掌握のために暗躍していた。
「一人は皆の為に、皆は一人の為に。
有名な名言を残しております」

アレクサンドル・デュマの名作「三銃士」を映画化

ダ・ヴィンチが設計した飛行船が
実際に作られていた…という設定で、
地上での剣劇、空中での砲撃戦など、
派手なアクションが繰り広げられる

原作の『三銃士』では
貴族社会で、とりわけ派手で花のある、
不倫が物語に絡むストーリーとなっており

一国の平和を脅かすなんてことに
つながるという、お堅い事情よりも
愛妾の為に、危険な目にあう男どもに
関心がいってしまうところが、魅力だったりする

今回の作品は、その点が変更されており
あくまでも、国の乗っ取りを画策する
政治的な野望というところで、まとめられている

冒険活劇として、スッキリとしてはいるが
原作ファンとしては、残念な点のひとつだろう

すべてが単純化されていて
キャラの掘り下げに、深みがない

主人公のダルタニアンなどは
今風と言えば、そうなるんだろうが

枢機卿リシュリューは
あんなに、思慮が浅く、間抜けな人物では
ないハズなんだけど

あとこの手の作品は、ミステリアスな謎が
仕掛けとして、いくつかあったらよかった
ダ・ヴィンチの飛行船があっけなさすぎ

さらに、アクションシーンに重点を置いたため
ミレディの活躍や飛行船などで
原作以上にド派手なところがある

三銃士の剣での斬り合いを、もう少し
堪能したいところではあったのだが

前半は剣で、後半は銃という
配分になっている

「三銃士」は、今までにも何度か
映画化されてきたのだが、
主役のダルタニアンを演じるのは、
その時の若手のイケメンという相場になっている

ダルタニアンを演じるローガン・ラーマンは、
その点、旬な人で間違いないと思うが

もう少し時期がズレていれば
オーランド・ブルームあたりになっていた
そんな彼は、悪役のバッキンガム公爵を演じている

ラストシーンで、続編に続くような
展開が待っているのだが、
「三銃士」を含む『ダルタニャン物語』は
全部が映画化されたことが無いので
ぜひ挑戦してほしいところ

主役のダルタニアンは実在の人物なのですが
過去に詳しく書いたことがあるので、
興味のある人は、読んでみてください。

http://mihama.ti-da.net/e1830983.html


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