プリースト

DJポチ

2012年05月22日 00:45



“伝説の戦士”プリーストは、
死に絶えたと思われていたヴァンパイアによって、
姪のルーシーが連れ去られたことを知る。
「ヴァンパイアの女王って、もうエイリアンだよ」

司祭で伝説の戦士であるプリーストが、
ヴァンパイアの脅威が迫りくる事を知り、
人類の存亡をかけた戦いに身を投じていく

韓国の漫画家ヒョン民友の
マンファ『PRIEST』を原作としているこの作品

壮大な物語を想像したのだが
実際は、本題に入る前の触りの話といったもの

個人の復讐を目的とした狭い思量の中で描かれる、
小さいながら、程よくまとまった世界観になっている

中身が無い分、わかりやすいものであるのが利点ではある

司祭という立場であり、宗教というものが
話に絡んではいるが、それが生かされているかというと
まだ、過去のホラー作品のほうが色が濃いっ!

たとえば、この作品で登場する“教会”を
“国会”にかえても話は成立する

プリーストと呼ばれる彼らの存在が
どのように、密接に教会と関係するのかを
話の中で、描かないとダメでしょう

次に、ヴァンパイア話としてみた場合はどうかというと、
この作品に登場するヴァンパイアは、人間ではなく、エイリアンや
モンスターに分類されるほど、対象を変形させて表現されている

彼らは、自分の意志・判断に基づいて行動している
わけではなく、存在としては道具と一緒

つまり、他作品と比べて魅力が無い

原作があるので、ネタを出し惜しみしたか
削りすぎたのが原因なのではと思うが
韓国の漫画は読んだことが無いので、わかりません

この監督の前作である「レギオン」と
同じ失敗をしているように、思えてしまいます

言葉をはしょりすぎ

ニトロエンジンで荒涼とした大地を
疾走するバイクは、絵としていけているのと
リリー・コリンズが、ビジュアルとして
印象に残るぐらいだった


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