タイタンの逆襲

DJポチ

2012年08月22日 11:05



英雄ペルセウスが、怪物クラーケンを打ち破ってから10年。
今は、10歳になる息子ヘリウスを男手ひとつで育てながら、
村の漁師として静かに暮らしていた。
「ラストボス・クロノスは、全長500メートル!
初代ゴジラの約10倍」

ギリシア神話を元にした2010年製作のアクション・ファンタジー
「タイタンの戦い」の続編。怪物クラーケンを倒した
英雄ペルセウスが、再び世界を守る戦いに立ち上がる

前作では、必ずしも効果的でなかった
ゼウスとペルセウスの親子関係が、
今回の話の展開で、大きな意味をもってくる

さらに、ゼウスとハデスの兄弟問題
ゼウスとアレスの親子問題
ゼウスとハデスとクロノスの親子問題と

神様のくせに、人間臭いところがミソだろう

中でも、深刻な悩みを抱えるのが
人間と神との間の子であるペルセウスだった

息子を漁師として、育てることで
人間らしく、振舞おうとしているのだろうが
その息子は、木材で剣を作ってしまう

子は親の鏡というが、その事が
英雄として、生きたいとせんとする
ペルセウスの心の葛藤だったりするのだろう

前回、人間からの信仰を失い、弱体する事になった
父ゼウスの助けを断る際も、
子供を引き合いに出しているところで、
微妙に揺れ動く、心情は察することができる

夢にまで見る、不吉な予感が平穏無事で
入られないことを、自らも悟っている

それをすかさず読んで、いずれ戦場に身を
投じることになる息子に、父ゼウスは
子供を力とせよと、自らの過ちからの反省を口にする

神の力を使うことを、拒絶してしまう
ペルセウスにとっては、うまい理由づけが必要だった

もうここまで、テンポよく話が進むので
印象にあまり残らないのが、残念なのだが、
話自体は、複雑な事情を各々挟んでいる

アクションに関してだが、この作品の特徴である
敵のモンスターの強さ=巨大であることが
前回にもまして、パワーアップしている

相手が大きすぎると、それに合わせて自らも
ウルトラマンのように巨大化しない限り
大雑把な戦闘シーンと、振り回されるシーンの
連続で飽きが来るのが早くなるのだが

サム・ワーシントンの肉弾戦が
アレスという格好の相手がいるおかげで
増えているので、多少は目をつぶれるのと

ヘパイストスの作った、タルタロス迷宮の
仕掛けがアトラクションで、面白かったりする

タイタンの戦い


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