2012年09月24日
バトルシップ
ハワイ沖。アメリカをはじめとする世界各国の
自衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、
沖合に正体不明の巨大な物体が出現する。
「本国アメリカでは苦戦を強いられる結果となったが、
日本国内洋画では善戦した」
太平洋上に出現したエイリアンの侵略部隊と
世界連合艦隊の壮絶な戦いを未曾有のスケールで描く
世界連合艦隊と書いてあるが、実際は日米だけの
駆逐艦3隻だけのバトルになっていて
他の艦隊は、巨大なバリアの外で見守るだけだ
映画の内容は、日米同盟の友好と軍事力を宣伝する
広告映画で、世界の安全と秩序を保つための軍事行動を
正当化するために、仮想敵はいつものエイリアンになっているし
彼らによって、まず世界中が被害を被るのもいつものパターンだ
もう、こんなワンパターンは飽きたが・・・
逆にいつもと違うパターンとして、エイリアンがまず本隊よりも
先に送られる先遣部隊で、戦力が少なく武器も限られていることと
地球の大気圏に突入する際に、一番大切な母星との通信システムを
失ってしまったこと
このエイリアンたちは、地球の軍人と思考がそっくりで、
まず、巨大なバリアーをはって自分たちに有利な場所を確保し
母星との通信システムを確立しようと行動しはじめる
今まで地球を襲った、歴代エイリアンたちは軍事力にまかせて
力攻めで、戦略も戦術も微塵もなかったのだが、
この映画のエイリアンは、軍事オタクが最大の特徴になる
エイリアンのもつ兵器と地球の兵器では
力の差は歴然なのだが、このエイリアンにも弱点があって
初めてみる地球の人工物のうち、自分たちにとって
脅威になるものがなんであるのかをサーチするのにタイムラグがあり
脅威にさえならなければ、攻撃しないことと(無駄弾は撃てない)
あと人間ですら、目の瞳をみてしか、他のものと
分別することができず、偏光フィルターなどを
メガネに入れていると、人として識別できないところがある
対する地球人だが、バリアー内に残った駆逐艦で戦うことに
なるのだが、歴戦の知識だけが頼りと劣勢であることは変わらない
先にあげた、エイリアンの特徴を利用した戦術を駆使する
退役軍人を巻き込んだお祭り騒ぎは、相手がエイリアンだから
話として成立するのであって、下手に過去の歴史を持ちださない
米国のバランス感覚は、この映画でも絶妙だった
だが、この映画で日本人が考えなければならないのは、
この映画のように、米国の求める日本の協力とは、
日本側に共闘を求めた「Show the FLAG」にあり、
自衛隊員にも、血を流せとメッセージを送っているところだ
主人公のアレックスが、「孫子」を持ちだして
ナガタに話かけているのも、あからさまに中国を
両国の敵として話に出すわけにもいかずに、あんな形で
表現しているにすぎないと思える
ユニバーサル・ピクチャーズ100周年記念作で、
こんな映画を撮っているのも、日本の軍事的な役割に
米国が変化を求めており、まず映画の中で、
未来を先取りしているとみることもできるのだ
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日本国内洋画では善戦した」
太平洋上に出現したエイリアンの侵略部隊と
世界連合艦隊の壮絶な戦いを未曾有のスケールで描く
世界連合艦隊と書いてあるが、実際は日米だけの
駆逐艦3隻だけのバトルになっていて
他の艦隊は、巨大なバリアの外で見守るだけだ
映画の内容は、日米同盟の友好と軍事力を宣伝する
広告映画で、世界の安全と秩序を保つための軍事行動を
正当化するために、仮想敵はいつものエイリアンになっているし
彼らによって、まず世界中が被害を被るのもいつものパターンだ
もう、こんなワンパターンは飽きたが・・・
逆にいつもと違うパターンとして、エイリアンがまず本隊よりも
先に送られる先遣部隊で、戦力が少なく武器も限られていることと
地球の大気圏に突入する際に、一番大切な母星との通信システムを
失ってしまったこと
このエイリアンたちは、地球の軍人と思考がそっくりで、
まず、巨大なバリアーをはって自分たちに有利な場所を確保し
母星との通信システムを確立しようと行動しはじめる
今まで地球を襲った、歴代エイリアンたちは軍事力にまかせて
力攻めで、戦略も戦術も微塵もなかったのだが、
この映画のエイリアンは、軍事オタクが最大の特徴になる
エイリアンのもつ兵器と地球の兵器では
力の差は歴然なのだが、このエイリアンにも弱点があって
初めてみる地球の人工物のうち、自分たちにとって
脅威になるものがなんであるのかをサーチするのにタイムラグがあり
脅威にさえならなければ、攻撃しないことと(無駄弾は撃てない)
あと人間ですら、目の瞳をみてしか、他のものと
分別することができず、偏光フィルターなどを
メガネに入れていると、人として識別できないところがある
対する地球人だが、バリアー内に残った駆逐艦で戦うことに
なるのだが、歴戦の知識だけが頼りと劣勢であることは変わらない
先にあげた、エイリアンの特徴を利用した戦術を駆使する
退役軍人を巻き込んだお祭り騒ぎは、相手がエイリアンだから
話として成立するのであって、下手に過去の歴史を持ちださない
米国のバランス感覚は、この映画でも絶妙だった
だが、この映画で日本人が考えなければならないのは、
この映画のように、米国の求める日本の協力とは、
日本側に共闘を求めた「Show the FLAG」にあり、
自衛隊員にも、血を流せとメッセージを送っているところだ
主人公のアレックスが、「孫子」を持ちだして
ナガタに話かけているのも、あからさまに中国を
両国の敵として話に出すわけにもいかずに、あんな形で
表現しているにすぎないと思える
ユニバーサル・ピクチャーズ100周年記念作で、
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Posted by DJポチ at 02:07│Comments(0)
│洋映画
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