ＤＪ犬による映画雑談

都市伝説を映画化した
「ホステル」の続編

前作と違うのは
主役が女子大生で
殺人組織の舞台裏が
描かれている

見えない恐怖という点で
前作と今作を比較すれば
あきらかに力が落ちているが

続編にありがちな
マンネリ化を視点を変えることで
回避しようとしている

イーライ・ロスという監督は
リアルな恐怖を描くことに
執着しているようで

わざわざ、泣き叫ぶ犠牲者を
長まわしで撮影し
たっぷり間をかけているし

犠牲者が逃げ出したところを
捕らえるシーンでは
加害者視点の演出を
ところどころにいれている

被害者をオークションで買った
もう一方の主役である２人も

口先だけでイザ本番になると
血をみて逃げ出すかと思えば

ひ弱な精神を無抵抗な弱い人間を
殺すことで克服しようとする
精神年齢の低いヤツまでいる

本番を迎えるまで
あれだけ良心の呵責に悩んだのに
土壇場でひっくり返すのは

脚本を書いた人物の
どこか「人間なんてこんなもん」
といった声が聞こえてきそうだ

悪ガキグループが今回も活躍するが
これはもうお約束なんでしょう

前作は犠牲者が必死になって逃げる
今作は犠牲者が必死になって戦う
駆け引きの違いもあります

ところどころ
ショボイ映像があるし
冒頭が前作の続きだったりと
話題がつきない作品です


ＨＯＳＴＥＬ

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