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TREview

2007年10月20日

グッドシェパード




1961年ピッグス湾事件の
作戦を指揮したエドワードは
CIA内通者を調査していた

映画の重要なキーワード
ピッグス湾事件は
キューバのカストロ将軍を
狙った軍事行動だった

就任まもないケネディ大統領は
CIA主導による
この作戦にのり気ではなく
一枚岩ではない米国の作戦は失敗に終わる

その責任をとる形で
CIA長官と副長官が更迭され
CIA解体まで宣言するが
ケネディはダラスで暗殺される

映画はピッグス湾事件の
内通者の調査だけで
ケネディ暗殺とCIAの関係までは
描いてはいない

それよりもエドワードの
現在と過去を追いながら
CIA誕生までの歴史に
焦点をあてている

米国のCIAは
公的には出来ない
裏家業に関わることから

敵指導者の暗殺や
情報操作、プロパガンダ、
民衆扇動などにも
関わっているとされ

世界の歴史を裏で
操っていると
いえるぐらいの組織だ

この映画は組織の誕生を
第二次世界大戦まで
遡って描いている

諜報活動において
新参ものの米国は
エドワードを責任者として

第二次世界大戦の
中心である欧州で
その活動をはじめる

後に敵対国として争う
ソ連の諜報機関責任者との
初対面シーンがあるが

互いに意識しあい
宣戦布告をして
冷戦時代に突入する

そこまでの流れは
エドワードが寡黙で
面白みのない性格なので
淡々としてあまり魅了がない

登場人物も
この映画特有の
誰が正直者で嘘つきなのか
わからない状態なので

このあとからの
本格的な諜報活動の
駆け引きで面白くなっていく

CIAは敵国の
諜報機関だけではなく

ピッグス湾事件で
味方である
FBIなどからも
監視されているので

さまざまな思惑が
交差していきます

ソ連はCIAの揺さぶり
FBIはCIAの内偵
CIAは内通者の調査です

ピッグス湾事件のほうは
レトロなスパイ道具と分析が
ひとつのみどころ

なかなか、この時代の
ハイテクもいいもので
ちゃんと容疑者に迫っていく

その正体があきらかになると
エドワードは20数年におよぶ
家族犠牲の代償の重さに
頭を抱えるわけです

マット・デイモンは
寡黙な父親という難しい役を
年齢ごとに演じている

これでボーンシリーズを
含めて諜報活動の役を
上と下の立場で演じたわけだが
どちらも共通しているのは

大げさでなく
言葉が少なく
自己批判であり

淡々と話す言葉に重さを感じる
ところでしょうか


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