ＤＪ犬による映画雑談

「レースシーンはゲームのように
自分で操作している感覚に襲われる」

原作は日本はもとより
海外でも多くの人々に愛された
アニメ「マッハGoGoGo」

その大ファンであった
『マトリックス』の
ウォシャウスキー兄弟が
ＶＦＸ技術と映像センスを駆使して
極彩色のレーシングワールドを作り上げた

話題になった
ビビッドカラーは
アニメ絵とした印象を与える

たとえるなら
米国のお菓子のように
着色料たっぷりの
合成色と

日本のお菓子のように
原色をいかした控えめな
自然色と

味は一緒だが
どちらに違和感を
覚えないかだろう

それはまんま
レース映画における
ＣＧと実写のどちらを
支持するかにもつながる

元が子供アニメなので
わかりやすい話の展開はいいが

ＣＧの情報量と比例するように
短時間に詰め込んだあらすじの量は
内容を把握するのに
大人でも処理に時間がかかる

アメコミ（米国漫画）のように
人物のアップによるカット変化を
詰め込んでシーンを展開するが

止まっている漫画ならいざ知らず
映画はつねに動いているわけだから
慣れずに混乱する人もでてくる

途中の格闘シーンも
必要以上に凝っているし

この映画は何もかもが
詰め込みすぎている印象がある

その最たるキャラが
ＲＡＩＮ（ピ） で
味方か敵かダメキャラか
わからない変な奴だった

思わせぶりで
大した活躍もしない
真田広之も付け加えておこう

レースシーンだけに
その要素を置いておれば
まだよかったように思うほど
贅沢になりすぎている

レースシーンのスピード感は
ありえない動きにしろ
スリルを感じるのに十分

特にジャンプ機能の
車同士の空中戦が
楽しめるのが魅力だ

アニメ同様の個性的な
キャラクターとレースは
十分楽しませてくれると思うし

スピードが
アニメの主人公同様の
ポーズを決めるところもいい

ラストのスピードが
ゴールを決める瞬間の
興奮度は凄いものだった


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