ＤＪ犬による映画雑談

「感染者が増える速度は
ギネス級の最速だった」

ゾンビ映画の巨匠
ジョージ・A・ロメロ監督の
「死霊のえじき」をリニューアルした
サバイバル・アクション

ちなみにストーリーは
完全オリジナルなので
原作の影も形もない

走り、飛び回る
凶暴なゾンビ達は

天井を這いずりまわり
銃も発砲する強敵で
ランクアップするごに
知能もそれなりにもつ

軍事用ウィルスの
製造を試みる企業による
実験とその暴走

その実験場が街の
地下に存在すること

ヒロインが主人公で
仲間に軍人がいること

感染者の一人と
心を通わせること

仲間に実験に加わった
卑怯者がいることなど

ある映画の企画を
そのまま頂戴している

唯一違う点は
地上から何故か地下の実験所に
向かってしまう強引展開と

ヒロインのミーナ・スヴァーリが
タフで屈強にみえない
小さくて華奢な体型だというところ

目新しく新鮮で
性格とのギャップが面白い

自分の弟を救うために
ある人を平気で跳ね飛ばすほど
ぶっ飛んでいて笑った

ゾンビの感染による症状で
顔が変化するのはいいが
その過程が雑すぎる

それ以外にも
動きの特殊撮影も
苦労した箇所がそこらにみえる

がんばっている所と
どうしようもない所の差が
目立って荒くみえる

無理ができないサバイバルと
ラスト・ボスに魅力が
欠けてしまったのは残念だった

現代社会に対する批判や
風刺めいたこともなく
アクションに集中した内容でも

親しい者が感染するところ

感染をめぐって仲間内で
疑心暗鬼になるところ

重要な箇所は抑えている

最後にゾンビを一掃するシーンは
急な酸欠でも失神しない
タフなところを見せてくれた

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