ＤＪ犬による映画雑談

「ホラー映画で頼りにならない神様
いつからこんなに弱くなった」

アメリカで唯一、記録として残る
悪霊の仕業とされる殺人事件を
真実の物語として映画化

この映画のうたい文句の
本格オカルト・スリラーという
肩書きがまず似合わない

屋根裏部屋の物音

見えない物体の移動

物をたたく音の発生

発光、発火、爆発

悪夢、オオカミと

通常では説明のつかない
現象のオンパレードだが

目新しさを感じない
超常現象の再現ドラマを
永遠と見せられてしまう

襲われる人間が
主人公とその父親のみで

広い屋敷の広間と寝室の
たった２部屋でのできごとで
舞台を生かしきれていない

よくある屋根裏部屋が
スルーされたら
ホラー好きはずっこける

屋敷内を霊からの視線で
撮影しているが、センスのない
カメラの動きで恐怖がもの足りない

隣人の女主人バッツとの間で
土地のトラブルが起こり
彼女の恨みを買うまではいい

その彼女が魔女と噂される人物なら
もう少し、話にからまないと
盛り上がらない

主人公ベッツィーの
レイチェル・ハード＝ウッドも
単調な演技の連続でもったいない

ただ、彼女が人を見つめる時の
自然な美しさは男なら虜になる

この事件の真相もあっさりと発覚し
その決着も実に単純なものになるが

少女ジェーンと
主人公ベッツィーの関係も
もう少し盛りあげてほしかった

ホラーとしては
ずいぶんと真面目なモノを
みせられたなという感じです


[映画雑談サークル：さびしい人も参加してみませんか]
★blogランキングに参加中！
　 この記事が参考になればポチッとお願いします (^^♪

■この記事を評価して、関連の人気記事もチェック！
★★★★（素晴らしい）
★★★☆（すごい）
★★☆☆（とても良い）
★☆☆☆（良い）
by TREview

にほんブログ村 映画評論・レビュー


amazon dvd 通信販売