ＤＪ犬による映画雑談

「ソルトの主演を蹴ったトム・クルーズの
スパイ・アクションムービー」

ジューンが夢に見た理想の男性は
重要任務を帯びたスパイだった

ごく平凡な女性がミステリアスな男と
偶然の出会いを果たすも、
その男がスパイだったため大騒動に

CIAや謎の男たちを敵にまわした
決死の逃亡劇に巻き込まれてしまう

トム・クルーズ演じるスパイのロイは
能天気でしつこい性格の
プロのストーカーである

そんなロイの無茶苦茶なフリに
最高のノリでツッコンでしまう
キャメロン・ディアス演じるジェーン

彼女もどこかズレている
相当な変人だったりする

似たり寄ったりのふたりが主人公で
最高のコンビなのだが

結構お歳のたった往年のスターが
演じるのも、
恥ずかしい内容のオンパレードだ

そのクセ
映画の中のアクションシーンは
驚くぐらいのハイレベルなものばかり

これが絶妙な具合でバランスが
取れているのは

合間、合間にはいってくる
ジェーンの睡眠シーンが
絶妙なクッションになっている

どのシーンも映画のヒロインなら
夢見る場面ばかりのクラシカルさで

相手があのトムクルーズというのも
手伝って、現実を忘れさせる
劇薬のごとく作用し、感覚がマヒして

なんとなく、２人の行動に
納得させられてしまっている
あれらは、ジェーンよりも
観客に向けられていると思う

お互いの立場が逆転する
最後のシーンといい

凄さを感じさせないぐらい
アクの強さがある、コメディーは
最初のフライトシーンから爆笑を誘う

メモひとつとってもそうだが
細かい演出が心地いい

トムが主人公じゃなかったら
魅力が半減する

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by TREview

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