ＤＪ犬による映画雑談

「ジョン・マルコヴィッチのマーヴィンは
愛されるバカキャラだと思う」

静かな引退生活を送る元CIAの男が
昔の仲間たちと共に巨大な陰謀に立ち向かう
姿を描くアクション

最近、かつてのスターたちが
その老いすらもネタにして
豪快で爽快な映画を世に送り出している
この映画も、そんな作品なのだ

ブルース・ウィリスの気だるい演技は
髪の域、いやいや、神の域に達している
それぐらい、ダメダメ中年感はたっぷり

最近の彼の演技はそればっかで
他に、引き出しはないのかと思うが
この手の作品にはうってつけだ

その正体はＣＩＡのエージェント

なんか、最近観た映画で
ジャッキーもそんな役柄だったけど
脇を固める豪華な共演者といい

ファミリー向けのあちらとは違い
こちらは、大人向け（かなり上の方）を
対象としているので、スリルと迫力は
別格であった

こんな作品でよくある
巻き込まれた人物による足のひっぱりも

役所に勤めるＯＬのサラは
心どこかでは、現実離れした危険な世界に
憧れを抱く、痛い中年のおばさんだったので

この特異な性格のおかげか
異常なほどに、フランクに懐くのが早い

結果、作品のテンポは
ノリノリ、サックサックだったりした

ベテラン俳優による
どや顔の演出の数々に
不調を訴える人もいるだろうが

たった一人の人物をケス為に
国家権力を総動員するという
米国のお国柄は、映画のなかでも健在だった

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by TREview