ＤＪ犬による映画雑談

「ディヴィー・チェイスは、2001年、
『千と千尋の神隠し』で千尋の声を演じた」

2001年の映画『ドニー・ダーコ』の続編
前作で幼いドニーの妹サマンサを演じていた
ディヴィー・チェイスが再びサマンサ役で登場

前作とはうって変わって、ロードムービーと
なった今作品だが、物語の核心部分は
前作より引き継いでいるので、ある程度の予習が必要である

さて、今回の主人公はドニーの妹サマンサに
なるのだが、前作でいうところの、銀色のウサギを
演じることになるので、中心になるのは
"イラク・ジャック"ことジャスティン・スパロウになる

このジャスティンは前作で登場した
ある人物と関係しているので要注意

前作でドニーにおこった、異次元空間からの落下物が
ジャスティン・スパロウに起こるのだが
これ以降の物語は、彼の選択によっておこる未来になる

本来は存在してはいけないものが、存在してしまったために
それを修正するために起こる様々な、問題を回避できるかどうか
あくまでも、それは当事者の選択によって決定される

それを導くものが、前作では銀色のうさぎだったわけだ

今回は本当に世界が終るかも
知れないという災害が関係していて、
スケールが若干アップしている

ちなみに、銀色のうさぎ役は
誰でもできるわけではなく、現実に悲観し
自殺したいと思い悩む、精神的に追い込まれた人がなるらしい

ドニーの妹サマンサは無意識化で、ジャスティンに
未来を変えるように、自己犠牲を求めるわけだが
そのサマンサにも、アクシデントが起こる

彼女の親友である、コニー自身に
異次元空間からの落下物が起こり
彼女の身近にいる、サマンサが犠牲になってしまう

ここで、二人目のうさぎ役がでてきて
コニーに選択を迫ることになるが
彼女は過去の事件を調べあげ、
自らが行うべきことに気づくことになる。

ここから先は、作品を観てほしいが
ロードムービーなので、ティーンエイジャーらしい
爽やかな終わりになっている

気になるのは、ある子供のその後になるのだが
前作と同様なら、無くなった未来の記憶を
全員がかすかに持っているので、それで助かるのかも知れない

全体として、前作にあった、皮肉などのヒネタ部分が
なくなっており、タイムパラドックスのネタ部分が
関係してこないので、作風として魅力は落ちている


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