ＤＪ犬による映画雑談

サスペンスとして３級で
スリラーとして２級といった
感じの物語。

アパートの部屋で次々と
事件は展開するが
電話でのやりとりのみ

部屋から出ることはない

残酷な描写はないし
二コールがひたすら叫び声を
あげるのみなので
飽きるはずなのですが
これが何故かあきない

地味な演出ながらも
テンポのいい展開と
簡単な複線が良いと思う

犯人が二コールの前に
現れた時から一気に
加速する展開も
前半との対比で強烈な
印象を残す結果となる

これに衝撃的なラストが
重なるわけで
絶妙な演出になる

ただし、いくら精神世界だとはいえ
観ている側をミスリードする前半の内容は
サスペンス映画のルールを逸脱している気がする

家を飛び出した
ボーイフレンドやＦＢＩの
女性警官の存在などの
複線はともかくとして

主人公の危険性を
匂わせる演出が必要に
なるはずで
それが単なる親子喧嘩と
カウンセリングのみでは

そこら変にいる
短気なおねえちゃんと
印象が変わらなさ過ぎる
とにかく物足りない

主人公の存在感にそれを
求めるのもいいが
怪しさが全然感じられなかった

ヒロイン役のモニカ嬢は
ポッチャリ系ながらも
可愛かったけどね

 

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