ＤＪ犬による映画雑談

まずこの映画を
米国を代表する監督が
作ったことに驚く

米国お得意の
お涙頂戴の過剰演出や
お国自慢などは一切なく

淡々と戦争を描くことが
まっとうな戦争映画を
表現することに必要なことだと
考えさせてくれます

西郷役の二宮和也は
現代っ子が紛れこんだ
ような感じをさせるが

それが悪いことではなく
戦争における個人の
やりきれない思いを
何倍にも増幅させてくれる

個人の自由と権利を
盾にしておこなわれる
戦争だが

それこそが、自由と権利を
奪うなにものでもないことを
この映画は淡々と語っているように
思えてしまう

日本軍と米軍で共に行われる
非人道的な行為にしても

分け隔ては全くなく
平等に表現していることに
関心しました

個人の自由と権利が
その時代の人々の中に
どれだけの思いで
存在していたか・・・

余計な感傷に浸る事無く
終わる映画とともに
観る者につきつけられる

 

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