ＤＪ犬による映画雑談

「全編香港ロケのダコタ。
服装はアレだけど、演技の幅をみせつける」

正義の超能力者たちと悪の政府機関による戦いを、
VFXを駆使して描くアクション・サスペンス大作。

クリス・エヴァンス、ダコタ・ファニング、
カミーラ・ベル、ジャイモン・フンスーなどといった
その年代を代表する俳優が共演している豪華作。

ただし、派手な超能力戦というよりも、
地味な演出が多く、終盤は超能力を使った
心理戦を展開させていく

登場する能力は、
ムーブ：念力によって物体を遠隔操作する。
ウォッチ：未来を予知する。
プッシュ：他人に異なる記憶を押し込む。
ブリード：声による超音波で人や物を破壊する。
シフト：物体を別の物に作りかえる。
スニフ：においからその物体に触れた人物の過去と現在を特定する。
スティッチ：触れることで傷を治す。
シャドウ：能力者から物体を隠す。
ワイプ：他人の記憶を特定期間消し去る。
ざっとこんなもので、ちゃんと覚えておこうね。

派手なムーブよりも、地味なプッシュが
最強の能力として描かれているのが、
他の超能力ものと違う特徴のひとつ

後半二ックは、敵からの追跡を避けるため、
仲間へ、命令を記入した封筒を渡すと、
自らの、記憶を消してしまう。

ここから、何が真実で何が偽りなのか、
全くわからない、すべてが入りまじって
敵味方の区別がつかない展開がはじまる

ムーブ同士の安っぽいオーラを使った
殴り合いは蛇足になると思うが、
緊張した展開が楽しめる。

シフトの能力が以外に便利で、
この能力が最強じゃんと思うんだけど、
スニフは、やっていることが変態にしかみえない。

昔と違って、能力者は社会に溶け込んで
普通の生活をしており、
ディビジョンという組織の恐ろしさが、
いまいち伝わってこないし

今回の目的もどっちにあるのか、
はっきりしないところが、ずっとあった。

ムーブの二ックの父の予言めいた遺言との、
今回の件との関連性がはっきりしない。

キャシーの母親と関連があると想像はつくが
はっきりさせておいたほうが、
二ックの行動に、より意味を与えたかも知れない。

これだと、ニックの父の死も疑わしい。

ダコタ・ファニングは、身長は低くて、
まだ幼さは残っているが、
女性として成長しているんですね。

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