ＤＪ犬による映画雑談

「声にだすと噛みそうな、
カナ文字の専門用語に驚く」

私ごとで申し訳ないが、
「ＤＪ犬による映画雑談」は今回で、
ブログの記事総数が５００になる。

５００は、自分でも想像以上の数字で
映画の感想だけで、ここまで
書けるとは正直思ってなかった。

洋画が圧倒的に多いのにもかかわらず
記念すべき５００作品目が
洋画ではなく、アニメというのも
なんも考えていないからなんだけど

いつも遊びに来てくれる人たちや
はじめての人も含めて、大感謝です。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

『ほしのこえ』『秒速5センチメートル』の
新海誠監督が描く、地上に暮らす少女と
地下世界に暮らす少年の出会いと成長を描いた
少年少女たちが活躍するアニメション

過去の作品と違って、今回は
モノローグが多用される穏やかな印象がなく
神話がモチーフになる
大冒険ファンタジーとなっている

全体に散らべられた作風は
スタジオジブリを思わせる
キャラはもろカブリで、
どこかでみた顔と顔が印象的

しかし、ここまでの素敵な絵は
日本のアニメでは久々かもしれない
これだけでも、懐かしさを感じる

ヒロインの少女・アスナが
あまりにもしっかりとした性格なので
少女らしさが最初は欠けているが

アガルタの世界にはいってからの
彼女との違いが、より際立つようになっている

アクションが多いわりに
本当の悪人が存在しないのも特色のひとつ
登場人物すべてが、迷い人であり
前に進もうとする、前向きな人である

しょっぱなで、いきなり恋人と死別という。
ショッキングなスタートではあるが
全体を通してのテーマはシンプルだ

誰もが抱える、寂しさというものがあっても
それでも人は生き続けなければならないし
乗り越えていかなければならない

誰もが孤独であり、誰もが必死なのである


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