ＤＪ犬による映画雑談

「時系列的にはゲーム『バイオハザード5』と
『バイオハザード6』の間の話になる。」

迫り来るゾンビの恐怖とスリリングなストーリーで
人気のゲーム「バイオハザード」。CGアニメ化した
『バイオハザード　ディジェネレーション』の続編。

ミラ・ジョボビッチ主演の実写版が、
物語性を失って、沈滞気味のいまだと、
このＣＧアニメのほうが、展開としては楽しめる

B.O.W.(有機生命体兵器)が、どの国からも
援助が期待できない反政府ゲリラで使用され、
結局は、政治利用されているだけというところは、
リアルではあるんだが、

何の為に独立を目指すのか、
国づくりを誰の為に行うのかというところが、
うそっぽいところを感じさせる

重要な人物を、元教師という立場で描いているが、
そこの着目点が、物語性だけのものであって、
深みのあるところへと到達していない

B.O.W.を投入しても、勝つことだけが、
目的だけなら、元教師よりも元軍人のほうが、
まだ、しっくりとはまる

元教師なら、多少なりとも理想や宣伝を
掲げて形にこだわるところはあると思う

戦うなら、戦うための悪あがきがあるはずだ
B.O.W.は、その点で突飛ではあって
米国とロシアの動きが反政府勢力に、
伝わらないわけがないと思う

政府側のとる数々の行動は、
国を疲弊させるだけなのだが、歴史においては
どこでも繰り返される事実だ

その裏で彼らと戦う、ゲリラの実態は、
想像以上に複雑であり、単純ではないだろう

それでも、人類の悪巧みに加担される
B.O.W.の存在は、単なるゾンビ映画よりは、
物語に深みをだしているのはたしかだ

アニメの部分だが、エイダ・ウォンが登場と、
強力な敵の存在は、前回以上に、
戦闘がバラエティに飛んでいていい