2008年05月21日
王妃の紋章
中国、五代十国、後唐の時代。
重陽節を前に
王家の人々は王宮に帰って来ていた。
重陽節を前に
王家の人々は王宮に帰って来ていた。
「家族不和も痴話ケンカですまない
常識はずれのスケール」
中国史上、最も華やかな
唐王朝滅亡後の時代を舞台に、
宮廷で繰り広げられる愛憎劇を描く
「HERO」「LOVERS」の
中国を代表する巨匠
チャン・イーモウ監督が放つ
歴史絵巻は
50億円近い製作費による
絢爛豪華さで贅沢な
仕上がりになっている
大規模なセットや衣装に
目がいってしまうが
むしろ、物量の恐ろしさを感じさせる
エキストラの数に唖然としてしまう
それだけスケールがでかくても
不倫を発端にした愛憎劇で
範囲も身内だけという
シンプルな物語になっている
一族であろうと
裏切り者は容赦なく惨殺するのは
東西で変わらないだろうが
その方法が
残虐で情がとうらないことに
騒然とするのではないかと思う
重要なキーワードである
「重陽節」とは五節句の一つで
菊が咲く季節であることから
菊の節句とも呼ばれている
冒頭で王妃が病にも関わらず
沢山の菊の刺繍を
していることに同情したが
これ自体が映画の
クライマックスの伏線になっている
中国文学における「菊」には
重陽の節句のイメージと
もう一つ
反逆者のイメージがある
映画の後半で初めて
第2王子に
真実が明らかにされたが
王と関係のある侍医の妻に
わざわざ密偵を依頼している
ことでもわかるように
王妃の憎しみは
すでに頂点に達していて
みずからの復讐の為には
家族も巻き込む執念をみせている
観客は彼女の涙に
母親と女の慟哭を感じとって
同情をよせてしまうが
弱みをみせられない
王のほうが
その辺では不利ではあった
ゴタゴタに巻きこまれる
命の代償に後味の悪さを
感じてしまったが
意外な活躍をみせる
第3王子のほうが
みてて微笑ましくなるのが
何とも変わっている
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常識はずれのスケール」
中国史上、最も華やかな
唐王朝滅亡後の時代を舞台に、
宮廷で繰り広げられる愛憎劇を描く
「HERO」「LOVERS」の
中国を代表する巨匠
チャン・イーモウ監督が放つ
歴史絵巻は
50億円近い製作費による
絢爛豪華さで贅沢な
仕上がりになっている
大規模なセットや衣装に
目がいってしまうが
むしろ、物量の恐ろしさを感じさせる
エキストラの数に唖然としてしまう
それだけスケールがでかくても
不倫を発端にした愛憎劇で
範囲も身内だけという
シンプルな物語になっている
一族であろうと
裏切り者は容赦なく惨殺するのは
東西で変わらないだろうが
その方法が
残虐で情がとうらないことに
騒然とするのではないかと思う
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「重陽節」とは五節句の一つで
菊が咲く季節であることから
菊の節句とも呼ばれている
冒頭で王妃が病にも関わらず
沢山の菊の刺繍を
していることに同情したが
これ自体が映画の
クライマックスの伏線になっている
中国文学における「菊」には
重陽の節句のイメージと
もう一つ
反逆者のイメージがある
映画の後半で初めて
第2王子に
真実が明らかにされたが
王と関係のある侍医の妻に
わざわざ密偵を依頼している
ことでもわかるように
王妃の憎しみは
すでに頂点に達していて
みずからの復讐の為には
家族も巻き込む執念をみせている
観客は彼女の涙に
母親と女の慟哭を感じとって
同情をよせてしまうが
弱みをみせられない
王のほうが
その辺では不利ではあった
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Posted by DJポチ at 06:00│Comments(0)
│中映画
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